突然ですが、皆様はペットを飼っておりますか?
猫ちゃんや犬ちゃんの愛くるしい姿を見ると本当に癒されますよね!
ペットとしては猫、犬、ハムスター、うさぎが主にメジャーだとは思いますが、、
皆様知っていましたか?
私達が外に出ると犬や猫よりもよく見かける「鳩(ハト)」も実はペットに出来ます。
「ハト!?」と思うかもしれませんが、今回は、普段かなりの確率で会うことの出来るハトに関してご紹介いたしましょう。
実は、ハトと人間の仲は深い
普段、道端で見かけるハト。
子供の頃は追い掛け回したり(してはいけません)、公園で餌をあげたり(やっていけません)、触ろうとしたり(何度も言いますがやってはいけません)などなど、そんなイメージがほとんどだと思います。
しかし驚くことなかれ、実はハトと日本人のお付き合いは、何と新石器時代にもさかのぼります。というか、そんな時代に居たんですね。
人間が建物に住み始めるようになったと言われる時代に、ハトがそこに住み着くようになったことがきっかけと言われており、その後は「伝書鳩」、「レース鳩」、そして「ペット」として人間の身近な存在としてお付き合いがありました。
そんなハトですが分類としては多く存在し、ハト目という分類の仕方においては42属290種、その内日本の在来種は5属13種存在します。
因みに、道端でよく見かける紺色のハトは、「カワラバト(ド鳩)」と呼ばれている種になります。
知っておくべきハトの取り扱い及び前知識
結論から言いますと、ハトはペットに出来ます!
しかしです…
ハトを飼うことは多くの前知識が必要となり、先ずは、そこからお伝えしましょう。
ハトの危険性
●野生のハトは触るとウイルスや菌に感染する可能性がある
●感染による人体への影響は甚大(骨膜炎、脳炎、記憶障害、無気力など)
大前提として、公園や道中会う野生のハトには、絶対に触ってはいけません。
ハトの排泄の際や羽ばたく時に周りに菌が飛び散って感染に繋がることや、羽毛に触って直接感染してしまう場合があり、その時に引き起こされる人体への影響は命に関わることもあります。
野生のハトは飼えない
●公園や道端にいるハトは、飼えない、保護できない
●勝手に野生のハトの卵を採取はしてはならない
鳥獣保護法により、野生のハトの飼育及び保護は禁止されており、違反した場合には最大100万円の罰金が科せられます。
注意としては「保護」もダメです。道中傷ついたハトを見かけて家に持ち帰り、傷が治ったら放してあげる。一見良い話ですが、法律違反になります。
先ずは、以上の知識を知っておきましょう。
それでは、いよいよハトをペットとして飼う方法です。
ハトをペットにする方法
ハトをペットして飼う方法は、まとめると以下になります。
●ペットショップで購入
●知人から譲り受ける
●環境大臣か都道府県知事に申請をし、許可をもらう
以上となりますが、基本はペットショップでの購入がよろしいかと思われます。
因みにほとんど無いと思われますが、何らかの野生のハトを飼育したいとなった場合、
環境大臣か都道府県知事に申請し、それが通れば飼育可能ですが、そもそも申請が通らないことが多いことに加え、飼育期間に制限が掛かるなど、あまり現実的ではありません。
知人から譲り受ける時も法的に問題が無いかを必ず確認しましょう。
ハトとペットショップというワードで検索をすると意外にも何件かペットショップがヒットします。
そうなると、すぐさまペットショップに行きたくなるかもしれませんが、ハトを実際に飼うとなった場合には、ご自宅にもそれなりの環境が必要です。先ずは、その設備を整えましょう。以下が、必要となる環境です。
●ハト用のケージ
●とまり木
●水浴び出来る大きさの水入れ容器
●ペットショップで買える餌及びケージの下に敷く新聞紙
特に注意点としてハトには特殊な性質があります。
先ず、ハトは基本的に木の上で眠る習慣があり、その為に設備としてとまり木が必要となります。基本的に棒状や板状の2種類があるので、ペットショップで相談をしたり、自身で調べたりして、ハトがきちんと睡眠を取れる環境にしてあげましょう。
次に、ハトは水浴びをする習慣があるので、飲めればいいのではなく、ハトの大きさに合った水入れが必要となります。理由としては、身体についた埃や虫などを落とす為だと言われており、病気にならない為にも必ず必要な施設となります。
最後に、ハトを飼っている時の注意点です。
●必ず定期的に水浴びをさせること
●糞は乾燥する前に速やかに掃除する
●放し飼いは絶対にしないこと
ハトにとって水浴びは、病気になり辛くなる為に非常に大切です。
また、水浴びする時の水の温度も大切で、例えば、冬だからといって温かいお湯を掛けてしまうと、必要以上の脂を落としてしまい、体温が保てなくなる可能性があります。
また、ハトの糞は塵となって空気上に漂う可能性があるので、乾燥して空気に舞いやすくなる前に清掃が必要となります。
ここまでハトを飼う上での基礎知識をお伝えしましたが、思っている以上にペットとして飼うには工夫と努力が必要であることが分かると思います。
自身でもよく調べることが大切です。
まとめ
以上ここまで、ハトとペットにする方法をご紹介しました。
普段、ハトをペットにしたいという発想自体を持たないかもしれませんが、こうして調べたり、画像を見てみたりすると、筆者も可愛いと思えるようになりました。
是非、皆様も一度検討してみてはいかがでしょうか。
diary.st著
