今や多くのご家庭で飼われている猫ちゃん。
猫ちゃんは、その愛くるしい姿で私達を癒してくれますが、
勿論お世話もきちんとしなければなりません。
そんなお世話の中で猫ちゃんを病院に連れていく場面もあると思いますが、
これが思いのほか大変だったりします。
今回は、我が家でも苦労した猫ちゃんを病院に連れていく際の事前準備や対策をお伝えしたいと思います。
先ずは、我が家の猫のご紹介
決して自慢ではありませんが、最初に我が家の猫のご紹介をさせて下さい。
猫の種類は、スコティッシュフォールド。
耳がぱたんと畳まれており、丸いお顔立ちでとってもキュートです。
人懐っこく、甘えん坊な性格ですが、どうやら神経質な面も持ち合わせているようで、
まさに我が家の猫はそれでした。
夜に雷が鳴ろうものなら、物陰に隠れて出てきません。
私も妻もそれくらいならまだ一緒に居てあげられるからいいのですが、
ある場所に行く時だけはどうにも嫌われてしまうようです。
その場所というのが、病院です。
一度目は、どこに行くか猫ちゃんも分からないので問題は無かったのですが、
病院での恐怖を覚えてしまったらしく、二度目はケージを見る度に部屋の隅やソファの後ろに隠れてしまい、抱っこをしようとするとその場で踏ん張ったり、噛もうとしたりするようになってしまったのです。
無理矢理猫ちゃんの身体を引っ張ることなんて勿論出来るはずがなく、
病院の予約に間に合わなかったこともありました。
何とか連れていけた時もありましたが、
私達もその日は猫ちゃんを病院に連れていくだけでクタクタになりました。
という訳で私達家族は対策を練ることにし、
私達オリジナルの方法も一緒にご紹介をしながら皆様にお伝えできればと思っております。
事前準備
先ずは、事前準備です。
先に対策を簡単にまとめてみます。
①普段から車で猫ちゃんに外の雰囲気に慣れさせておく
②普段から時間を掛けてキャリーバックに慣れてもらうようにする
⇒マタタビの匂いをつけておく
⇒抱っこしながら落ち着いている時にそのままキャリーバックに少しずつ近づく
③猫ちゃんがいつも寝ている場所の毛布をキャリーバックに入れて、キャリーバックを部屋に放置する
④病院が終わった後にご褒美のチュールをあげる
⑤普段から猫ちゃんを遠くから呼んで、こちらに来てもらえるようにする
⑥キャリーバックの種類を上が開くタイプにする(そのまま診察することが出来るようになるのでおススメです)
少し多めに羅列してしまいましたが、
猫ちゃんをキャリーバックや車の移動に慣れてもらう為にかなり苦労しました。
特に②のキャリーバックにマタタビを付けておくこと、安心した状態でキャリーバックに少しずつ近づいていくことは、我が家で考えてみたオリジナルです。
また、猫ちゃんがキャリーバックを見ると怖がってしまうようになってしまったので、
一度目の病院に使用したキャリーバックは捨てることにし、新しい物を購入することにしました。
そして、そのキャリーバックに慣れてもらうことから始め、
バックを使って車でドライブに行ってみたり、猫ちゃんが寝る所の隣に置いておいたりと、とにかく慣れてもらうことにしたのです。
一番効果があると思った対策は、やはりキャリーバックを変えた事だったと思います。
決して安い物では無いので捨てるのは勿体ないと思いましたが、
猫ちゃんの健康を考えるとしょうがないかという結論に至りました。
病院内でのケア
次に病院における猫ちゃんのケアです。
何とか猫ちゃんをキャリーバックに入れることが出来たとしても、
行きたくない原因である病院内は、さらに猫ちゃんを緊張させる場所となります。
下記に猫ちゃんが出来るだけ怖がらないような工夫を挙げてみました。
①出来る限り優しい声で声を掛け続けてあげる
⇒あんまり声を掛け続けると他の飼い主にうるさがられてしまうので注意です
②キャリーバックにブランケットを掛けて、他の猫ちゃんやワンちゃんが見えないようにする
③飼い主はドーンと落ち着いている
⇒飼い主の不安も猫ちゃんに伝わりやすいので注意です
④事前にキャリーバックにフェロモン剤を散布しておき、猫ちゃんを安心させておく
⇒フェリウェイという薬で、猫ちゃんを安心させる効能があります
⑤病院で受付を済ませてから、可能なら診断直前まで車で猫ちゃんと過ごしてあげる
⇒妻と猫ちゃんで車の中で過ごしてもらい、私が病院内で待つといった感じです
以上、私達の対策を挙げてみましたが、特に効果があると思ったのは⑤でした。
これは飼い主が一人で来院する時は難しいと思いますが、
車の中なら他の飼い主さんに気を遣わなくてもいいので、可能ならば是非やってみることをおススメします。
もし飼い主が一人で来院し、それが難しい場合。
私の場合は、キャリーケースの隙間に指を当てて、匂いを嗅いでもらうという方法も使っております。
猫ちゃんに飼い主が傍にいるという安心感を持ってもらう為ですが、
この方法を使うには、日頃の猫ちゃんとのスキンシップが何より大事になってきますね。
そしていよいよ診察の時間となり、キャリーバックごと診察をしてもらった後、
無事帰宅出来た後は、猫ちゃんへ頑張ったご褒美にチュールをあげるのです。
ここまで来ればこちらもやっと一息付けますが、
その度に私が思う事は、普段の猫ちゃんとのスキンシップは本当に大切であるという事です。
病院に対して怖がる猫ちゃんに対して、味方と思ってもらえる人は飼い主さんだけなのですから、愛する猫ちゃんの為にも普段から信頼を築き上げておくことが何より大切です。
猫ちゃんとは「ペット」としてではなく、
普段からかけがえのない「家族」として接するようにしましょう。
まとめ
以上ここまで、猫ちゃんを病院へ連れていく為の事前準備と対策をお伝えいたしました。
普段から癒しをくれる猫ちゃんですが、
我々だけが貰うばっかりだけではなく、私達も猫ちゃんに恩返ししてあげることも大切ですね。
そうすることで猫ちゃんとの生活もより楽しいものになると思いますし、
猫ちゃんにとっても幸せだと思われます。
diary.st著
