犬と散歩の話し

愛犬の飼い始めの頃

私には子供がいません。お盆に実家に帰省する度に、近くのペットショップで可愛い子犬を見るのが楽しみでした。強く連れて帰りたいと思っていましたが、それが叶いませんでした。

私の家に子犬のチロとの出会いは、雨が多い6月のことでした。知り合いの子供が雨に濡れている子犬を見つけ、私に見せてくれたのですが、その可愛さに思わず「かわいい!」と叫んでしまいました。

その後、私はその子犬を引き取ることにし、家まで連れて帰りました。それは日本でよく見られる柴犬に似た雑種の中型犬でした。お鼻が黒かったのでシェパードも入ってるような、目は丸く、足は太く、まだ生まれたばかりで非常に小さかったです。

首輪やその他の用品を購入し、夕方に散歩に出かけたところ、子犬の首輪が大き過ぎて抜け落ち、子犬が交通量の多い道路へと飛び出してしまいました。子犬に何かあったらどうしようと思い、慌てているうちに、私は転んでしまいましたが、夫がすぐに追いかけて無事に捕まえてくれました。私は転んで小指を骨折しましたが、子犬が無事で本当に安心しました。

犬を飼うということは一生面倒を見なければならないと理解していました。ですので首輪が外れて道路に出た時はほんとに心配しました。数日は庭で運動させることにしました。

最初は犬の飼育に反対していた夫も、子犬が我が家にやって来てから一日も経たないうちに、すぐに愛着を持つようになりました。

ペットの飼育は初めてで、ほとんどしつけを行っていません。チロが子供の頃は、舅(しゅうと)が同居しており、わたしは働いて外に出ていためチロは外で飼っていました。普通、日本犬の雑種犬は外で飼われてますね。

お散歩は毎日2回、朝と夕方に連れて行くようにしました。子犬のチロは男の子ですが、最初は女の子のようにおしっこをしていました。しかし、いつの間にか片足を少し上げてするように変わりました。それはとても可愛らしくて、見ていてほほえましかったです。

チロは私が留守の間によくいたずらをします。庭の白いプラスチックフェンスは、上部をかじられてしまいました。今となっては、プラスチックを飲み込まなかったことが本当に幸いだと思いますが、そのかじり方は凄まじく、ほとんど全部をかじってしまいました。

子犬が物を噛む行動は、歯が生える時の不快感やかゆみによるものであり、またストレス、恐怖、甘え、興奮など、さまざまな感情の表れとも考えられています。

噛んで良いおもちゃを与えて歯茎のかゆみを和らげようとしましたが、興味を持たず、好奇心旺盛なため雨の日に玄関に入れた際、私の長靴もかじってしまいました。

家に来たばかりで、おじいさんを怖がっていたのかもしれません。私はほとんど構ってあげられなかったため、甘えさせてあげることもできませんでした。これは恐怖心や甘えたいという感情の表れだったのかもしれません。

私はただ犬を溺愛しており、しつけはしませんでした。子犬が何をしても一度も怒ったことはなく、飼い主としての責任を感じつつも、怒れませんでした。庭のフェンスを噛み尽くした後、噛む癖が自然となくなりました。おそらく、ここで、噛むことが楽しくないと感じたのでしょう。または、舅さんに叱られたことが影響しているかもしれません。

子犬の時期にしつけが必要だったにも関わらず、私はそれを行いませんでした。子犬の噛み癖は通常自然には治らないと言われていますがチロの噛み癖は自然に治って良かったです。早期にしつけをすることの重要性を理解していたにもかかわらず、怠ったために「お手」も「お座り」も覚えさせることができませんでした。それでも、チロがちょこんとお座りする姿はとても可愛らしかったです。

毎年お盆に実家に一人で帰省している間、チロを数日間置いてきましたが、戻ったときにはチロがずいぶん大きくなったように感じました。成長の速さに驚きました。

その後、犬の登録と狂犬病のワクチン接種のために近所の獣医師に連れて行きました。飼い主は「犬の登録」を義務付けられており、市区町村への届出が必要です。

もし生後90日以内の犬を迎えた場合、飼い始めた日からの期間にかかわらず、生後90日が経過した日から30日以内にワクチン接種を行う必要があります。初めてのワクチン接種は、通常、畜犬登録と同時に行われるため、同時期に実施するそうです。

蚊の薬をもらってきました。蚊が活動を始めてから1ヶ月後に投薬を開始し、蚊がいなくなってから1ヶ月後まで毎月1回の投薬が必要です。そのため、パンに挟んで蚊の薬を与え始めました。フィラリア感染のリスクを減らすために、飼い主はこれを厳守する必要があるということです

これがチロの飼い始めの頃のお話しです。

 

Rose著