猫と車中泊の話し

一度はやってみたい!猫に癒されながら車中泊!

一度はやってみたい!猫に癒されながら車中泊!

私には、大きな大きな夢がありました。

それは、、

猫と車中泊をすることです。

猫は可愛いですし、飼っている方も大勢いらっしゃると思います。

そんな猫ちゃんと車でのんびり過ごして癒される時間は嗜好以外の何ものでもありません。

そんな少し気持ち悪い発言をしている私が、今回は猫と車中泊したとある1日をご紹介したいと思います。

猫と私

一度はやってみたい!猫に癒されながら車中泊!

先ずは、簡単に自己紹介をいたしましょう。

当時、猫と車中泊をしたいと思った私の年齢は26歳。

お仕事はカーディーラー営業で、自身の車も一応持っておりましたが、独り身だった私は日々淡々と仕事をこなし、別にドライブなどの趣味もありませんでした。猫は好きでしたが、私の住んでいるマンションはペット禁止だったのです。

休みの日を退屈に過ごしていた私でしたが、ある時、ふと見たYoutubeの動画で「猫と車中泊」という動画がおすすめにヒットし、私はその動画の虜になってしまったのでした。

(わぁ…可愛い!)

その時ふと思い出しました。

(そういえば、実家に猫がいたっけ?)

現在私は一人暮らしでしたが、実家に私が大学生だった時ぐらいから両親が飼い始めた猫が居たことを思い出したのです。

私はすぐさま実家に帰り、猫に会いに行きました。種類は「マンチカン」で、名前はタマでした。顔が丸いからといってあまりにテキトーだろと思いつつも、私はタマの目の前まで来ました。

「ニャッ」

天使のような鳴き声を上げたタマは、どうやら私の事をまだ覚えているようでした。

マンチカンはイタズラ好きで甘えん坊らしいのですが、タマはかなり大人しい性格で、そんなに走り回るような猫ではありませんでした。

そして、私は思ったのです。

(これならいける…)

猫と車中泊するといっても、猫が大暴れしてしまうようでは猫にとっても危険ですし、ふと車のドアを開けた瞬間に脱走なんてことも起こりかねません。

私は、親に事情といいますか自身の夢を恥ずかしげもなく伝えると、最初は苦虫を噛み潰したような顔をして聞いておりましたが、最終的に、

「まぁ、一日だけなら」

と、許してくれたのです。

私は、タマに危険が絶対に及ばないように工夫をすることを両親に宣言して、ついに自身の持っていた車を使って車中泊の為の準備をし始めたのでした。

車中泊に必要なモノ

一度はやってみたい!猫に癒されながら車中泊!

さて、それでは私が車中泊の為に準備したモノをご紹介しましょう。
下にリストを用意しました。

●車(当たり前ですね)
●ハーネス
⇒猫用の首輪です
●猫の砂場用トイレ
⇒運転中車が揺れる為に、上から入る籠タイプのトイレがおススメだそうです。
⇒砂は、匂いを取るタイプだと換気もあまりしなくて便利です。
●餌と水用のお皿
●暖房マット
●キャリーバック
⇒車に慣れていない猫は、運転中はキャリーバックに入れたままの方が酔いにくいそうです
●匂い消しスプレー(念の為に)
●猫用の酔い止め薬
⇒何と猫用の薬があるみたいですね
●猫用のGPSトラッカー
⇒猫ちゃんが逃げ出してしまった時用に購入している方も多いそうです。
直接買うと高く、レンタルもあるそうですが、今回は自身の物を購入しました。
●つめとぎ
⇒色々準備するもの調べていて、これは大事だなと思いました。
何故って、、車内で爪をとがれでもしたら、、
●ポータブル電源
⇒これは車中泊定番グッズ。充電しておけばコンセントタイプの家電製品が使えます。お湯を沸かしたり、ドライヤーやスマホ充電、IHも使えちゃいます。
●掃除用具一式
●寝袋
●私と猫の食料
●水タンク
⇒散歩時に猫を洗ったりする為に使います

長くなりましたが、だいたいこんな感じでしょうか。

その時は猫と車中泊したいという一心で準備をしていたのであまり気にしなかったのですが、費用がとても掛かってしまいました。
(特にポータブル電源は高いです。高いものだと20万近くしますが、たまたま7万前後の商品があったので、それを購入しました)

因みに車のタイプは、ハイルーフ車となります。話が少し逸れてしまいますが、将来家族が出来た時の為に大きめの車を最初から購入しておいたのです。それが、まさか猫との車中泊に使うことになるとは夢にも思いませんでした。

座席も倒してフラットなスペースを作ることができ、普通車よりは車中泊に向いている車でした。

車中泊の動画を見ると、車の中にあらゆる改造を施している方がおりますが、
そんな本格的で難しそうな設備はとても私には作れそうにありませんでした。

なので、座席を倒して車内のスペースを出来るだけ広げ、購入した器具や機械をただただ周り置くだけという何とも素人感たっぷりの環境に仕上がりました。

それでは、いよいよ車中泊当日です!

まったり空間!猫と車中泊!

一度はやってみたい!猫に癒されながら車中泊!

「ニャッニャッ」

タマが私を見て嬉しそうにしております。

車中泊当日。私は嬉しさとドキドキで一杯でした。

実家からタマを猫用のキャリーバックに入れ、早速車を走らせました。

走らせるといっても自身が決めた車中泊が出来る場所までをひたすらゆっくりドライブするような感じです。

普段なら通らない山沿いを走ってみたり、海近くに車を停めてタマと車内で遊んだり、ハーネスを付けてタマと海を散歩したりしました。勿論、散歩の後の為に身体を綺麗に出来るよう水タンクやタオルなども用意しております。

私は感動で胸が一杯でした。

(こんな日常があるのか…)

有給を使って休みは長く取っておりますが、それにしたって「一人」では虚しいだけだったかもしれません。勿論、お一人で車中泊を楽しんでいる方も大勢いらっしゃいますが、それでも私は、声に出して言いたいのです。

「猫と車中泊せよ」

と。

傍から見るととても暇に見えそうですが、タマが大人しい性格だった為に危険なトラブルにヒヤリとすることも無く、ずっとタマと癒しの時間を過ごしました。

因みにタマの方は、全く車酔いなどもせず、車を停めてキャリーから出している時はゆっくりと自由に歩き回り、マイペースに寝たり起きたり過ごしておりました。

私がタマを撫でた時の「ニャッニャッ」と鳴く姿がたまらなく愛くるしく、
時間はあっという間に過ぎていきました。

そして、最後の車中泊先でカップラーメンを食べた私と餌を食べたタマはそのままゆっくりと就寝しました。

最後に

一度はやってみたい!猫に癒されながら車中泊!

以上ここまで、私とタマの車中泊のとある1日をご紹介しました。

今回特に注意点は書きませんでしたが、車中泊するにも猫とドライブするにも多くのマナーと注意点があります。

車中泊可能な場所はきちんと指定されているので、テキトーに車を停めたら駐車違反ですし、猫も具合が悪くなったり逃げ出してしまう可能性もあるので、もし車中泊をする時は万全の態勢で臨みましょう。

とはいっても、是非皆様も猫と車中泊してみて下さい!

この世の天国を味合うことが出来ますよ!

以上、猫と車中泊でした。

diary.st著